2017年05月31日

最初にゴールを決める

今回はロールプレイのコツについて、お話ししたいと思います。

ロールプレイでは「最初にゴールを決める」というやり方があります。

例えば、「カウンセリングが終わった後、どういう気持ちで帰りたいですか?」という質問を投げかけることがあります。
そこで、「わからないです」とクライエントが答えた場合、「じゃあ、今よりも落ち込んで帰りたい?」と聞くと、多くのクライエントは「いや、今よりもすっきりして帰りたい」と答えるはずです。
そこで、カウンセラー役は「すっきりして帰れるようにお手伝いをしたいと思っているので、ちょっと話してみませんか?」と投げかけます。

このクライエントの落ち込みの原因が、「親がうるさくて困っている」と答えたとします。
詳しく聞いていくと、「例えば、将来○○になりたいのに、『だめだ』と反対しかしてこない」と言ってきます。

ここでクライエントの上質世界にある「○○になりたい」に焦点を当てていき、どれだけなる気があるのかを聞いていきます。
「絶対になりたい」と答えたのであれば、それに対して「どうやってなれるか」を一緒に考えていくことができます。

ここで「落ち込みをどうするか」ではなく、「夢をどうやって叶えるか」に焦点が当たり、カウンセリングのゴールが決まりました。
後はどうやってこのゴールにたどり着くかを話し合うことができます。

実際のカウンセリングではここまで来るのに回数を重ねることも珍しくありませんが、ロールプレイでは練習なので、できれば5分~10分くらいでたどり着くことができるようになることが当面の目標です。
(少なくとも選択理論心理士であれば、この水準が求められていると思います)

ロールプレイは経験と回数なので、ぜひぜひ選択理論心理学研究会で回数を重ねてみてください。
絶対にできるようになっていきますよ。
posted by 田中勝悟 at 10:00| Comment(0) | ロールプレイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月30日

人間関係の基本は「感謝」する習慣

こんにちは。

今回は少し選択理論的と言うよりも、自論になっているところが大きいです。

私個人の見解になりますが、人間関係の基本は「感謝」だと思っています。

「あなたのおかげで今日も頑張れた」
「あなたがいるから今日も幸せだった」
「嫌なこともあったけど、そのおかげで成長できた」
「あれがあったから、今の自分がある」

「これのせいで~」「これがなければ~」と思えば、憎しみや怒り、嫉妬が出てきます。
しかし、「これがあったからこそ~」「この人のおかげで~」と思えば、感謝が出てきます。

怒りや憎しみは自然と言動に棘が出てしまい、人間関係を壊してしまいます。
しかし、感謝は「この人のためにできることはないだろうか」と思い、人間関係を円滑にします。

そして、感謝を続けると、怒ることがなくなり、心が平穏になっていきます。

私は7つの身に着けたい習慣にプラスして、感謝と謙虚と素直さを入れた方がいいと伝えています。
これらは人間関係を確実に良好なものにすることができるものだと思います。

ちなみに、日本語の感謝とは「神謝」から来ています。
つまり、「こういうことが起こったのは、神様からのプレゼントだ。神様、ありがとう」というのが基に意味です。

嬉しいことだけでなく、嫌なことや辛いことも、感謝することができるようになれば、どんなときでも幸せに生きることができると思います。

posted by 田中勝悟 at 14:44| Comment(0) | 選択理論的雑談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月29日

2017年6月の神戸研究会のご案内

2017年6月の神戸研究会のご案内です。

今回は会館の都合で、日程が早く、6月4日の日曜日開催となります。
連絡が遅くなり申し訳ありません。

今回は参加者の方に事例提供をしていただき、そのことについて参加者全員で考えていく形を取りたいと思います。

私たちの不幸のほとんどは「人間関係から来ている」とグラッサーは言います。
特に自分の思いと相手との思いが全く相容れない場合、そしてその相手が大切な存在であればあるほど、私たちは苦悩するのです。

そうした事例をもとに、どんな選択があるのかを一緒に考えていきたいと思います。


《記》
テーマ:上質世界のすれ違いで私たちができること

リード:田中勝悟 (臨床心理士・選択理論心理士)

日程:2017年6月4日(日) 13:30~16:00

場所:神戸市勤労会館 応接会議室(4階)
※ なるべく少人数で密度の濃い学びをしたいので先着10名様までです。

JR三ノ宮駅東出口下車で徒歩3分、神戸市中央区役所の隣にあります。
9階建てのビルで5階と6階以外が勤労会館になります。

参加費:1000円

参加希望は右のメールフォームからどうぞ。
また、コメントからもご予約が可能です。

7月は7月9日の予定です。
posted by 田中勝悟 at 08:44| Comment(0) | 神戸支部研究会案内 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月17日

リアリティセラピーは切れ味が鋭いので注意を!!

今回はリアリティセラピーの注意点です。

リアリティセラピーは、クライエントの上質世界をクリアにし、クライエントが今どうしないといけないかを明確にし、そのためのプランを一緒に考えることで、クライエントが自分で欲求充足ができるように支援をしていきます。

この上質世界をクリアにするということは、クライエントにとって非常に怖いものであるという認識を持っておくことは特に重要です。

今までそれを見ないことで、クライエントは苦しいながらも頑張って生きてきたという面もあります。
例えば、自由になりたいという上質世界を持ちながらも、親から逃げられないで苦しんでいる人は多いです。

そうした人はその上質世界に蓋をして、それを見ないことで何とか耐えています。
(もっと言えば、蓋をすることが上質世界に入っているとも言えます)

だからこそ、その蓋を強引に外そうとする、クライエントから思わぬ抵抗にあってしまい、「なんでこんなに抵抗するんだ」とカウンセラー自身がイライラしてしまうこともあります。

そうなると、外的コントロールを使ってクライエントをどう変えるかにカウンセリングが変わってしまいます。もはやカウンセリングでもセラピーでもありません。

上質世界をクリアにすると、一気にカウンセリングは進展しますが、切れ味が鋭すぎるため、却ってクライエントが怖くなってしまい、カウンセリングが中断することもあるのです。

カウンセリングが外的コントロール的にならないようにするためには、内的コントロール・7つの致命的習慣をどこまで実践できるかがとても大切です。

カウンセラー自身が選択理論を身に付けていかないと、リアリティセラピーを使うことは難しいでしょう。

そのために、日々の生活や、支部の研究会、学会、研修会を通して、選択理論の研鑽を続けていくことがとても大切なのです。
posted by 田中勝悟 at 12:08| Comment(0) | リアリティセラピー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月12日

グラッサー博士の選択理論の紹介

今回は書籍の紹介です。

選択理論心理学の教科書的存在とも言える本を紹介します。

「グラッサー博士の選択理論」です。
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グラッサー博士の選択理論 [ ウィリアム・グラッサー ]
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2000年が初版なので、もう17年も前の本ですが、選択理論のエッセンスがかなり詰まっている本です。

この本が発行されて初めて、「選択理論心理学」という名称ができました。
それまでは、「コントロール理論」という名称で呼ばれていたのですが、グラッサーが試行錯誤し、いろんな人からのインスピレーションを得た結果、この本の中で初めて「選択理論」という言葉が使われたのです。

ちなみに、上質世界もこの本の中で初めて言われたと思います。
(それまでは「内的世界」と呼ばれていました。)

つまり、選択理論の基本的なエッセンスがかなり詰まった本なのです。

初学者にはぜひ読んでいたただきたい本ですが、しかし問題は分厚さ。
400ページ以上あるので、なかなか取り組もうとは思えません。

そういう人はテイクチャージを読んでみることをお勧めします。
値段も3000円少しなのと、エッセンスをわかりやすく伝えているので、初心者だけならず上級者もぜひ一読したい本です。




選択理論の本について、詳しく知りたい方はどうぞ研究会で田中まで聴いてみてください。
あなたの問題に合った本を紹介させていただきます。
posted by 田中勝悟 at 10:00| Comment(0) | 書籍紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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