2018年01月09日

上質世界を上手に引き出す質問

リアリティセラピーの根幹は上質世界をいかに上手に引き出せるかに尽きるかと思います。

これができる・できないで、どんな良いアドバイス(情報提供)や支援も、功をなさないばかりか却って害となることもあります。

また、一番考えないといけないのは、「このクライエントはどこまで上質世界を引き出すことができるのか」という見極めだと思います。

ゆっくりと上質世界を引き出していく忍耐と技術もリアリティセラピーにはとても大切な要素だと思うのです。

さて、上質世界を上手に引き出す質問として、どのようなものがあるのでしょうか?

ロールプレイの場面で考えてみましょう。

私の場合ですと、一番最初に「あなたはどうしてカウンセリングを受けようと思われましたか?」という質問をすることが多いです。

その上で、クライエントが今の問題を整理したいのか、それとも今の状況から脱したいのか、ただ情報が欲しいのかということが見えてきます。

逆にクライエントが「わからないけど単に来ました」と答えた場合は、「じゃあ、この時間をどういう風に使ってみたいですか?」という質問を投げかけます。

それでも「わからない」と答えた場合は、「じゃあ、楽しい時間にしたい?」と聴くという手もあります。

このように少しずつ、上質世界を広げていくということが大切かなと思います。

もちろん、これは私のやり方なので、他のリアリティセラピーをされている方はもっと違った方法を取るかもしれません。

ただ、ロールプレイは実際のカウンセリングと違って、限られた時間の中でクライエント役・カウンセラー役を演じないといけないので、なるべくゴールが見えるように質問を投げかけていくということが大切だと思います。

慣れてくると、10分くらいでカウンセリングの契約が取れるようになってくると思います。




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posted by 田中勝悟 at 15:33| Comment(0) | ロールプレイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月05日

ロールプレイを上手にするための3つのコツ

今回は、ロールプレイの上達のコツについてお話しします。
1.クライエントの状況を「具体的に」聴くこと。

例えば、「最近、職場が嫌なんです」とクライエントが言った場合、「嫌なんですね」と答えるのではなく、「職場でどういう時に嫌だと思うんですか?」と具体的に聴くことです。
クライエントの状況が具体的に見えてくると、自ずと「共感」ができるようになります。

2.まっさらな気持ちで聴くこと
これはクライエントを許しながら聴くということです。
例えば、不倫関係で悩んでいるクライエントに対して「不倫するからそうなるんだ」と思って接すると、カウンセラーの目が曇ります。そうなると外的コントロールを使ってしまい、カウンセリングではなくなってしまいます。
そうではなく、「この人なりの最善の選択だったんだ」「この人が良くなるために私にできることは何か」を一生懸命考えながら、心から聴いていくという姿勢が大切です。

3.欲張らないこと
クライエントに良くなろう、自分を良く見せようと思いすぎてしまうと、ロールプレイは失敗してしまいます。
ロールプレイでできることは限りがあります。まずは、クライエントの話を丁寧に聴いて、その上で自分にできること、選択理論の観点から何ができるかを考えて、できる範囲で対応していくことが大切です。
丁寧に聴いていく中で、クライエントにできることが自然と見えてくるので、そこをしっかりとくみ取っていくという姿勢が大事でしょう。

以上、ロールプレイを上達するための3つのコツについてお伝えしました。

神戸研究会では毎回必ずロールプレイの練習を行っているので、興味がある方はぜひお越しくださいね。

それでは失礼いたします。




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posted by 田中勝悟 at 14:12| Comment(0) | ロールプレイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月26日

ロールプレイ上達のコツは相手を「裁かないこと」

先日、神戸支部研究会がありました。

その中で、「上司に正当な評価が認められず、会社に行きたくない」というクライエントの事例でロールプレイをしました。

こういうクライエントの場合、つい私たち大半の人は「社会ってそういうものでしょ。甘えたことを言ってないで頑張らないと」と思ってしまいがちです。

まあ、それがある意味多くの人の正常な考え方だと思います。

グラッサーの高弟、ウォボルディング博士は下の本の中で、リアリティセラピーのコツとして、「裁かないこと」と言っています。

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↑リアリティセラピーを学ぶ上で必読の本です。

リアリティセラピーや選択理論のエッセンスを実践的に学ぶ手法の一つがロールプレイなのですが、それを上達つさせるためには、何と言っても「裁かず、赦す」ということを意識することが一番です。

まずは、「この人、甘えているな」という色めがねを外して、「この人は困っているんだ」という色めがねをかけて見ること。

この人なりに考えがあって、それがうまく行かなくて、今苦しい状態にあるんだと考えて見ること。

上記のクライエントのケースでは、クライエントがどこに困っているのかを焦点が当て続けた結果、クライエントが上司の上質世界がわかっていないまま仕事を進めてきたことに気づくことができ、まずは上司の上質世界を理解するための計画を立てて、ロールプレイを終えることができました。

最初から「この人は社会人として甘えている」という視点で進めてしまうと、おそらく上手くはいかなかったかなと思います。

まあ、このケースを上司の立場でクライエントと面談すると、もっと工夫が必要となるかもしれませんが、ロールプレイを通して、裁かないで赦していくことを学んでいくということがとても大切なんじゃないかと思います。


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posted by 田中勝悟 at 14:43| Comment(0) | ロールプレイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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